お金に対するハテナ

お金にまつわるうんちくを、日々語ります

複数ローンはまとめてお得に返済

ご無沙汰してます。

おはようございますmoney-questionです。

 

オシャレは足元から」などとよく言いますが、残念ながら僕の靴下は3足1,000円の安物です。

 

僕は、歩き方のせいか、足のサイズのせいか、すぐダメになってしまう靴下に高額料金は払えないタイプの人間です。

 

シーズンの終わりまで待てばそれなりに良い値段の靴下なんかもおまとめ買いセールで安く手に入るので、それを活用しています。

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さて、ローンの世界にも、靴下のようにまとめてお得なサービスがあります。
それが、今回お話するおまとめローンです。

 

おまとめローンとは、複数社の借入を1社で借り直して一本化するローンのことを言います。

 

例えば、A社での30万円の借入とB社での30万円の借入(合計60万円の借入)を、三井住友銀行カードローンで一本化するとしましょう。

 

①まず、あなたは三井住友銀行カードローンに審査を申し込みます。
②この時、融資希望額は、A社とB社の借入総額である60万円(+利息額)以上に設定します。

③めでたく三井住友銀行カードローンの審査を通過することができました。

④早速あなたは、三井住友銀行カードローンから60万円(+利息額)の融資を受けて、A社B社の借入残高を一括返済で完済しました。
A社B社の返済を終えたあなたは、今後三井住友銀行に対して60万円の借入残高を返済していくことになります。

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これが、おまとめローンの内容です。
複数社の借入を一本化することで、返済先が絞られて楽になりました!

 

おまとめローンの良いところは、返済管理が楽になるだけではありません。


A社B社の金利よりも、三井住友銀行カードローンの金利のほうが低いとき、おまとめをすることで返済にかかる利息総額をカットすることができます。
この、利息カットがおまとめローン最大のメリットとも言えます。

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おまとめローンは基本的に、通常のカードローンを使って利用者が自力で行います。

しかし、大手消費者金融など、一部の金融機関ではおまとめローン専用のローン商品が用意されています。

 

2016年9月現在では、プロミス、アコムアイフルの3社がおまとめ専用ローンを提供しています。

 

このようなおまとめ専用ローンを利用すれば、消費者金融側がA社B社への完済手続きを担ってくれるので利用者の手間が省けて楽チンです。
※ただし、例外としてアイフルでは完済手続きを担ってくれません。

 

ただ、おまとめ専用ローンは返済専用のローンになるため、他社への返済以外の理由では融資は受けられません。
お金にルーズな人にとっては、この特徴が制約になって無駄遣いを無くせるかも知れませんね。

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しかし、消費者金融というと銀行に比べて金利が高く、利息カットが目的のおまとめローンには不向きかもしれません。
おまとめローンの優先順位としては、まず銀行カードローンの審査を受けてみて、ダメなら消費者金融を受けるという流れがおすすめです。

 

信販会社などのカードローンも低金利なものがあるので、そちらも合わせておすすめします。

 

 

 

 

 

在籍確認に悪用されるアリバイ会社とは

こんにちはmoney-questionです。

 

皆さんは、「オリエント急行殺人事件」をご存知でしょうか。

アガサ・クリスティの有名なポアロシリーズの1作で、昨年、三谷幸喜によってテレビドラマ化もされました。

 

オリエント急行という列車内で起こった殺人事件が題材で、容疑者は乗客13人。
ポワロは1人1人にアリバイを聞いて、犯人は誰なのかを探っていくのですが・・・

実はこの事件、容疑者の13人全員が犯人なんですね。
13人がお互いにアリバイを作り合っていたわけです。

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ローンを組んだりクレジットカードを作る際にも、利用者のアリバイ作りを手伝ってくれる企業があること、皆さんはご存知ですか?

その名もまさにアリバイ会社です。


アリバイ会社とは、本来職業のことで恋人や家族に嘘をついている人などが利用する会社です。

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アリバイ会社は独自にペーパーカンパニーをいくつか持っていて、職業を偽りたい人にそのペーパーカンパニーを提供するのです。
利用者は、ペーパーカンパニーの社員に加えてもらう代わりに、登録料をアリバイ会社に支払います。

 

利用者の要望があれば、アリバイ会社は社員証や給与明細の発行も行います。

 

すごく違法っぽい雰囲気のあるこの行為ですが、罪には問われません


社員証や給与明細は、会社の私文書です。
公文書を偽装した場合には、虚偽公文書作成罪として法律で罰せられるのですが、私文書にはそのような法律がありません。
なので嘘っぱちの社員証や給与明細を作っても、違法にはあたらないのです。

 

恋人や家族を騙すことは、倫理や道徳的にはいかがなものかと思いますが、法的には罪にならないのですね。


今回取り上げたいのは、このアリバイ会社のペーパーカンパニーを利用して、ローンの審査やクレジットカードの審査を切り抜けようという人のことです。

そのような人は、実際の職業が歩合制で給与が安定していないことや、水商売・露天商などで審査に印象が悪いといった理由で、このアリバイ会社を悪用します。

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しかし、金融機関との契約は、恋人や家族間の個人的なやりとりではなく、金銭が絡んでくる問題です。


もちろんこの場合は、詐欺罪に問われ、最悪の場合懲役10年に化せられます。

 

アリバイ会社の利用自体は違法ではありませんが、アリバイ会社が発行した私文書を使

って金融機関を騙すことは違法なんですね。

 

最近では、金融機関以外にも、このアリバイ会社を利用した「なりすまし」による問題が多発しているようで、利用者や会社が逮捕される案件も出てきています。

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アリバイ会社の他にも、在籍確認を避けたいがために「在籍確認なし」という違法貸金業者でローンを組もうとする方もいるようですが、違法行為に手を染めるのは恐ろしいことです。

 

在籍確認の電話って、疑心暗鬼になってしまって「周囲の人にバレてやしないだろうか…」と不安に思いがちですが、アリバイ会社を利用して切り抜けようという考えだけは、決して持ってはいけません。

 

在籍確認はきちんと心積もりして乗り切ればそう怖いものではないので、まずは安全な金融機関で審査を受けるところから初めてみるほうが絶対に良いです。

 

一度しかない人生ですから、違法行為を犯す前に、先のことまでよくよく考えましょう。

 

個人でできる過払い金請求

こんにちはmoney-questionです。

今回は「個人でできる過払い金請求」についてお話させていただきたいと思います。

 

過払い金は、弁護士事務所・司法書士事務所などのテレビCMやラジオCMなどで盛んに耳にする言葉です。


ツイッターなんかを見ると「過払い金のCMうるさい」「しつこい」とまで思っている人も多いようですね。

 

Youtubeで過払い金のCMを調べると、いろんな過払い金のCMが、ネタ的にアップされていたりします。

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※「淡々としゃべり続けるだけの他にはあまりない、独創的なCM」…過払い金のCMをこういう着眼点で見るとは…笑

 

実は、この過払い金請求、個人でもできます

 

手順はいたって簡単で、

貸金業者との契約書、取引明細書などを用意

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※失くした場合は貸金業者に再発行を依頼(約3ヶ月かかります)

②明細をもとに過払い金を計算

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③計算書と請求書を作成して封筒にまとめる

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貸金業者に郵送

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これだけです。

 

過払い金の無料計算ソフトは、ネットを探せばいくらでもあります


例えば、こちらはアディーレ法律事務所の代表が推薦する過払い金計算ソフト。
法律事務所や中小企業向けにソフト制作やシステム開発を行っている「株式会社TDON」という会社のソフトです。
ページ下部にダウンロードページへのリンクがあるので、そこからダウンロードすることができます。

 

これは有料ソフトですが、インストールから7日間だけお試しで利用することができるので、そのお試し期間を利用して過払い金の計算をしてみて下さい。
※7日間過ぎたら自動的に使用料を取られる、という作りではないのでご安心を。

 

過払い金の計算が終わったら、それをもとに計算書と請求書を作成します。

そのあと、作成した書類を貸金業者に郵送すれば、手続きはひとまず終わりです。

 

過払い金請求もここまで一般に広まった時代ですから、大概の貸金業者であればスムーズに交渉に応じてくれるでしょう。

後日、貸金業者から合意書が届き、そのまた後日、過払い金が元債務者の銀行口座に振込まれ、一連の過払い金請求作業は終わりです。

 

この通り、過払い金請求の手続きは簡単なので、個人で完結可能です。


弁護士に頼んで着手金や報酬を取られるのはもったいない、というのが僕の意見です。

 

ネットには個人で過払い金請求された方の体験談などもありますから、参考になさってください。

 

しかし、中小の貸金業者や、資金繰りが危うい貸金業者、すでに倒産してしまった貸金業者への過払い金請求は、素人では難しいので法律のプロに依頼するのが良いでしょう。
以上のケースは裁判に発展する場合も多いですので。

カードローンの歴史


はじめましてmoney-questionです、こんにちは。
このブログでは、世間一般が持っているお金に関する色んな疑問をピックアップして、その解説をしていこうかなと思います。

 

記念すべき一記事目として、今回は「カードローンの歴史」について簡単にご紹介したいと思います。

 

そもそも、借金の歴史は、貨幣が誕生する以前にまで遡るそうです。

 

その昔、まだ貨幣が発達していなかった頃、農民たちは地主にお米を納めていました。
いわゆる年貢です。

 

お米を年貢として納めさせていた時代は現代よりも貨幣価値の変動が激しかったそうで、お金を納めさせるよりも、価値が変わらないお米を納めさせるほうが地主にとって都合が良かったのでしょう。
そもそも、当時の農民たちは地主に納めるだけのお金を持っていなかった、ということも理由の一つにあるかと思います。

 

このような年貢の時代には、当然干ばつや嵐などで思うようにお米が育てられずに、年貢を納められない農民も少なくありませんでした。


そこで、年貢を納められない農民に対して、お米を前貸しする"米貸し"が生まれました。
この米貸しが、借金の始まりなんだそうです。

 

貨幣が庶民の間にも広がり、広く一般に使われるようになると、米貸しは金貸しへと発展していきました。


最初に栄えた金貸し業は、担保と引き換えに金を貸すという"質屋"です。

 

この質屋は、戦後の「物がない」時代に最盛期を迎えたそうです。
物資の不足により物の価値が上がったので、質屋は"質草"といわれる担保を高値で売り飛ばすことができたんですね。

 

しかし日本の復興が始まり、経済が成長していくと、世の中はどんどん新しい製品を生み出すようになりました。
いわゆる高度経済成長に突入したわけです。


この頃になると、めまぐるしい早さで製品の性能は上がっていくので、質屋に入れられる質草はすぐ時代遅れになり、質屋は儲からなくなってしまいました。

 

そこで、1960年ごろに誕生したのが、現在のアコムやプロミスやアイフルなどの消費者金融です。
もっとも、その頃は「消費者金融」という名前ではなくサラリーマン金融、通称サラ金と呼ばれていました。


サラ金の商品はご存知の通り、無担保でお金を貸して、金利で儲けを得るという仕組みです。

これが、いわゆる"カードローン"の幕開けになります。

 

誕生した頃のカードローンは、"高金利貸付"や"過剰な取立て"が後を絶たない、いわば無法地帯でした。
しかし、法整備や、消費者金融の銀行の子会社化などがすすんだことで、今日までの60年かけて、カードローンは安全な商品へと変貌をとげてきました。

 

どうしてもサラ金時代のイメージが強く、カードローンにマイナスイメージを持たれている方も多いかと思います。
ですが、日本信用情報機関の調査によると、現在では1,200万人もの人がカードローンを利用するほど、カードローンは世間に浸透してきました。


実際、今のカードローンは「ちょっと借りてすぐ返して、用が済んだら解約!」のような使い方ができるのでとても便利です。


1980年以降からは銀行もカードローン事業を始めているので、消費者金融にマイナスイメージを持たれている人にとっては銀行カードローンのほうが使いやすいかもしれませんね。

 

お金を借りる手段でいえば、クレジットカードもメジャーですね。

1950年代にアメリカで誕生したクレジットカードですが、日本には1960年代に入ってから浸透していったようです。


クレジットカードは、「来月の自分からお金を前借りする」という印象が強いですが、ようはクレジットカードの発行会社からお金を前借りするという仕組みの商品です。

 

クレジットカードの使い方は、レジにてカード払いをすることが一般的だと思いますが、カードローンと同じようにクレカを利用してATMから現金を引き出すこともできます。

これを、クレカの"キャッシング枠"といいます。

クレカのキャッシング枠の場合、カードローンよりは利用可能額が限られてくることが一般的です。


クレカのキャッシング枠とカードローンでは、金利の面でも差があるようですので、上手く使いわけるとよいですよ。